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詳細
閲覧数:2963
ID |
AN00181569-20010300-1012 |
アイテムタイプ |
Article |
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本文 |
AN00181569-20010300-1012.pdf
Type |
: application/pdf |
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Size |
: 511.1 KB |
Last updated |
: Dec 11, 2009 |
Downloads |
: 2377 |
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タイトル |
「ハイ・ブラウ」 自省的ミドル・クラス: 1930年代英国の知識人群像から
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別タイトル |
'High-brow'‐the introspective middle-class: Collecting data from works of intellectuals in the 1930s Britain |
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著者 |
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版 |
publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学 |
上位タイトル |
奈良大学紀要
(Memoirs of the Nara University).
Vol.29号,
(2001.
03)
,p.199-
213
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識別番号 |
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抄録 |
英国では、「知識人(intelleCtualS)」と呼ばれる階層の出現が大陸諸国よりも遅れ、長きにわたって他の「ミドル・クラス」概念の中に埋没していた。ようやく1930年代になって、「ハイ・ブラウ(High-brow)」と呼ばれる一群の知識人勢力が登場したのである。彼らに独特の主意主義的世界認識、また社会成員を「ハイ・ブラウ」「ロウ・ブラウ」に区分する手法、「大状況」と「小状況」の双方に生きるという自己認識などは、旧来の大衆指導型ミドル・クラスには見られないもので、階級社会的認識枠組に代わるものを予感させると同時に、典型的に「知識人」概念を代表していた。だが、「ハイ・ブラウ」は、「ロウ・ブラウ」=民衆・大衆との世界観の断絶を過度に強調するがゆえに、当時の社会運動において有効な役割を果たすことができなかった。とは言え、そもそも「知識人」とは、このように世俗と交わらない非政治的な存在であり、意外にも彼らの社会へのインパクトは本来小さいものなのである。 |
言語 |
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資源タイプ |
text |
ジャンル |
Departmental Bulletin Paper |
Index |
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関連アイテム |
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