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ID AN00181569-201902-1104
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Last updated : May 29, 2019
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タイトル 工芸の美について : アレントと使用対象物
別タイトル
The Beauty of Craftworks : Arendt and Use Objects
著者
丸田, 健 (Maruta, Ken)
奈良大学文学部
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学
上位タイトル
奈良大学紀要 (Memoirs of the Nara University). No.47  (2019. 2) ,p.262- 244
識別番号
ISSN
03892204
抄録 " 人間世界における人工物の意味を考える為、本稿ではアレントの「仕事」概念の領域を、美的角度から探索する。
 アレントによれば、工作人による仕事は世界に耐久性を与えるもので、その工作物には(a)使用対象物と(b)美術作品の二種類がある。だがこの二種類は、「有用性vs美」の対比によって峻別することはできない。美は使用対象物にも宿りうるからだ。使用対象物の美に言及する準備として、まず芸術作品についてのアレントの諸見解を整理する。美的なものの根拠は結局、共同体的な共通感覚に行き着くが、この洞察は、使用対象物の美にも当てはまろう。加えて、美的判断における実例の規範的重要性も確認されるだろう。アレントの見解に一定の見通しを与えた後は、工芸論との接点を考える。日常の使用対象物にも美が宿るという考えは、とりわけ民芸と言う工芸分野で強調された。民衆的工芸品のような美的兼使用対象物は、どのような意味で世界また人間の耐久性に貢献するか、これを短く検討して本稿の結びとする。
"
キーワード
使用対象物(道具)
芸術作品
世界の耐久性
民芸
共通感覚
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 奈良大学紀要 / 47号
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