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ID AN00181569-20210100-1007
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Last updated : May 11, 2021
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タイトル 援助者の負債感が自殺予防の判断に与える影響について
別タイトル
The effect of helpers' indebtedness on suicide prevention decisions
著者
太田, 仁 (Ota, Jin)
奈良大学社会学部
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学
上位タイトル
奈良大学紀要 (Memoirs of the Nara University). No.49  (2021. 1) ,p.93- 104
識別番号
ISSN
03892204
抄録 " 本研究は、民生児童委員4217名を対象として自殺に傾く人の理解と援助に与える要因を明らかにし、自殺予防における適合的援助に寄与することを目的に実施された。
 具体的には、民生児童委員自身の一般的信頼感(以後 信頼感)、被援助負債感(以後 負債感)、援助要請態度が自殺予防援助に関する評価に及ぼす影響を検討することを目的とし以下の3つの仮説検証を試みた。
 仮説1.援助要請態度の肯定・否定に関係なく負債感は生じるであろう。仮説2.信頼感の高い個人は、他者の情報を取得しやすいことから自殺予防援助に妥当な評価をすることが予測される。仮説3.否定的援助要請態度を伴う負債感は他者に対して忌避的回避的であるため情報が不足し妥当性を欠く評価をすることが予測される。回答に不備のなかった1174名を分析対象とした結果は、すべての仮説を支持するものであった。今後の課題として、肯定的援助要請態度と連動する負債感は、信頼感を高めることについて相関分析では間接的に示唆されたが、自殺予防援助についての妥当な評価への影響過程については明らかにすることができなかった。その理由として、援助態度の測定が構造的に行われなかったことが考えられる。今後は、援助要請態度の多面性を考慮し、負債感を媒介にした被援助者への影響過程モデルを想定した検討する必要がある。"
キーワード
自殺予防
ゲートキーパー
援助要請態度
負債感
自殺予防援助評価
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 奈良大学紀要 / 49号
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